- 大嫌いな上司の顔なんてもう見たくない、もう仕事耐えられない
- 安い給料で激務、もう仕事辞めてやる!
- 同じ仕事しているのに、同僚ばかりえこひいきされてる、やってられない!
仕事を辞めたい理由はさまざまですが、皆何が原因で辞めるのか気になりませんか?
この記事では、仕事辞めたい人が何が原因で辞めたいと思うのか、また実際に辞めてしまうのか、代表的な10つの原因についてご紹介します。
ご自身の境遇と照らし合わせて、どのような対応を取ればいいかのご参考にしていただけます。
目次
仕事辞めたい理由 主な原因10選
仕事を辞めた経験がある人120人に、仕事を辞めることになったきっかけをそれぞれアンケートに取ってみました。
仕事を退職する理由はさまざまですが、上位の理由ベスト5が退職者の85%に当てはまります。
- 上司・同僚・部下との確執(人間関係)26%
- 労働時間、労働環境に不満があった(パワハラ、残業、激務など) 20%
- 自分への評価が不満だった 16%
- 仕事内容が合わなかった 16%
- 給与が低かった 7%
- 社風が合わなかった 5%
- 環境の変化(結婚、引っ越し、会社内の変化など)3%
- 社長がワンマンだった 3%
- 他にやりたいことができた 3%
- その他 1%
上司・同僚・部下との確執(人間関係)
私も何社か仕事を辞めた経験がありますが、ほとんど人間関係での退職でした。
職場の人間関係で辞めることを否定できませんし、仕方がないことです。
会社には色々な人間がいますよね。
年上から年下、男性、女性関係なく存在しているのが会社という組織です。
まず前提として、気が合う人ばかりが会社に存在するわけではないことを認識しましょう。
イヤな人、キライな人は必ず同じ職場に存在する。会社とはそういうものです。
私は昔から八方美人的な所がある人間なので、会社でも誰とでもうまくできると、思い込んでいた節がありました。
しかし実際そんなことはなく、結局人間関係で職を離れることを経験しました。
当時から「職場に気が合う人の方が少ない」という気持ちを持っていれば、もう少し当時の職場でどうにかできたのではないかという気はあります。
職場は自分から関わる人を選べる学生時代と違って、お金をもらって(非)営利活動を行うところですよね。
なので上司がうっとうしい、同僚がうっとうしいという現実は仕方がないと諦めるしかないです。
うっとうしい人がいなかったらラッキーだと思っている方が気が楽ですよね。
アナタの会社が大きく、職場での転勤や異動が多い会社ならば、うっとうしい人が転勤、異動となるか、アナタが転勤、異動となるかまでなんとか耐えてください。
ただ転勤、異動を待つのは、会社で働く他の条件が耐えるに値する場合のみです。
- 給料がよい
- 不満はあるけど総合的にはよい会社だ
- 休みが多い
など、人間関係だけで辞めてしまうには惜しい会社の場合には、一度立ち止まって周囲の状況を確認してから、決断しても遅くありません。
上司とソリが合わないなど、その場の気持ちだけで会社を飛び出すのは危険です。
- 直属上司に相談する
- その上司がアナタを悩ませている原因なら、その上の上司に相談する
- 職場の人間関係には深く入り込まないと決めて、やり過ごす
- 苦手だと感じていても八方美人な対応をする
など、対応する方法はいくらでもあります。
私の会社でも先輩が上司とソリが合わなく、辞めてしまったことがありました。
その先輩はなかなか次の仕事が見つからなく、結局職を転々としてしまい(辞め癖がついた)、年収も半分くらいになったと言ってました。
その場の感情だけで、動くのは絶対にやめてください。後悔だけが残ります。
キライなアイツのせいで、アナタが会社を辞めることはありません。
しかも不満がキライなアイツだけのことならば、なおさらもったいないです。
労働時間、労働環境への不満(パワハラ、長時間残業、激務など)
恐ろしい話ですが、あまりに業務がハードすぎる職場だと、従業員がうつになってしまったり、自殺にまで追い込まれてしまうというニュースもまれに話題になります。
業務内容がハードすぎて、疲れがたまっても取れない仕事を続けるのはツライですし、休みがまったく取れない仕事もあります。
休みだけでなく休み時間があってもないような仕事もあり、就業時間と休み時間の線引きがあいまいで、
- 食事をとるのもままならない
- ノルマが激しくて休日出勤も当たり前
そんな状況が続いてはどんな人でも弱ってしまいます。
労働基準法は法で定められているとはいえ、法をすり抜けて信じられないほどハードワークな職場というのも多々存在します。
私もブラック会社に在籍していた時は、ほぼ毎日23時まで仕事して残業代も出ず、休みも週1日あればいい方で、精神的にも肉体的にもまいっていました。
長時間労働だけならまだ耐えられていたかもしれません。
しかし長時間労働をせざるを得ない会社は大抵ブラックですので、社内の環境(上司がいつも怒鳴ってくるとかパワハラ、セクハラなど)もよくないことが多いです。
肉体的疲労と精神的疲労の合わせ技でツラさを感じることが多いでしょう。
働き過ぎは一歩間違えれば過労死になる可能性があります。
- 自分にばかり仕事が与えられて忙しい
- 仕事量が半端なく多いから残業ばかりするけど、仕事が終わらない
というような場合。
一般的に仕事ができる人には、仕事が与えられる傾向があります。
なのでアナタは仕事ができる人だと認められているのですが、アナタとしては、
上司が理解ある人間で、会社がマトモならば、ある程度は考慮してもらえるはずです。
上司がまったく聞く耳をもたないという状況ならば、残業代を支払うように経営陣と話し合いをもちましょう。
本来、残業代を支払わないのは違法なのです。
弊社の関連会社も以前は「仕事は長時間するのが当たり前。残業なんて当たり前。」という会社でしたが、一度労基にタレコミがあって指導されてからは、非常にゆるくなったようです。
何もしないより一度行動に起こしてみる、そしてその後の様子を見てから、今後の身の振り方を決めるというのはいかがでしょうか。
案外、今まで誰も行動に起こしていないので、何も変わらなかったということがありえます。
ただしそれ相応の気持ちが必要です。同じように感じている同僚と結託するのもアリです。
上司に改善を訴えても状況が改善されないようであるならば、今すぐ転職を真剣に考えた方がよいかもしれません。
残業時間が長い、休みが少ない場合は、体を壊す危険性が大
残業時間がどれくらいならヤバイ状態なのでしょうか?
厚生労働省によると、月80時間を超える残業があると、過労死につながる可能性があるとのことです。
単純に土日休みで月20日出勤と考えて、1日4時間残業。年でいうと960時間。
冗談ではなく過労死してしまうような働き方は避けないと、「待っているのは死のみ」のような状態になるかもしれませんので気をつけてくださいね。
2017年2月に政府は、残業の上限を45時間と法律で定めて、労使協定で特例を設けても年720時間(月平均60時間)を超えるのは禁止。という案を出しました。
あくまでも特例で、年360時間の残業が最大であると政府は発表しています。
月60時間の残業としても毎日3時間の残業です。毎日3時間の残業が当たり前になっている企業は多いでしょう。
しかし毎日3時間の残業は、体を壊す原因です。
体を壊してまでする仕事に、何の価値があるのでしょうか?
私が以前働いていたブラック不動産会社は、月80時間をざらに超える残業時間でした。年にすると960時間です。
毎日ほぼ23時まで働いていました。たまに22時くらいの時もありましたが、ホントにたまでした。
10時〜19時のシフトで毎日4時間の残業、休みが週1日。
残業時間はほぼ月95時間くらいありました。
しかし残業代なんてもちろん出ませんでしたし、体の不調や精神的な不調を自分でも認識していたのはいうまでもありません。
残業時間が1日2時間の生活はどんな感じなのか?
残業時間が1日2時間の場合、どんな生活になるかをシミュレーションしてみましょう。会社までドアtoドアで1時間として考えます。
首都圏ならもっとかかる人もいるでしょう。
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7時 起床
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8時 出勤
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9時 始業時間
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18時 終業時間(2時間残業)
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20時 退社
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21時 帰宅
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24時 就寝
これなら7時間も睡眠がとれますし、帰宅後就寝までに3時間程度ありますので、自分の時間が充分ではないにしろ、そこそこはあります。
しかし晩御飯を食べて、風呂に入って小1時間テレビを見たら終わりの生活ですよね。
1日2時間でも残業は月40時間。年480時間です。余分な時間はありませんが、よくあるサラリーマンの日常でしょう。
まだ我慢できる範囲と言えますね。
残業時間が1日3時間の生活はどんな感じなのか?
それでは残業時間が1日3時間の場合はどうでしょうか?
同じように会社までドアtoドアで1時間として考えています。
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7時 起床
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8時 出勤
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9時 始業時間
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18時 終業時間(3時間残業)
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21時 退社
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22時 帰宅
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24時 就寝
7時間寝ようと思ったら、帰宅後就寝までに2時間しかありません。この場合は晩御飯を食べて、風呂に入ったら1日終わりの生活です。
1日3時間で残業は月60時間。年720時間。政府が特例で認めているギリギリの残業時間ですが、あまりにもひどいですよね。
こんな状態を政府がよく特例として認めているなとガッカリします。
働き方改革と言ってますが、うわべだけの改革で日本はこれから大丈夫なのでしょうか?
まさに社畜と化して典型的なブラック企業勤めと言えるでしょう。
私もブラック企業に勤めていて、毎日残業で23時くらいまで仕事するのが普通だった時は夜になってもなかなか寝られないという体になってしまいました。
日常の残業続きでおかしくなりました、いわゆる不眠症です。
毎日ほぼ終電に近い時間に帰る日々で体はクタクタになっているのにもかかわらず、布団に入ってから寝つくまで2時間も3時間もかかるという状況でした。
勤めていたブラック会社の上司に怒られる
という日々が続きました。
残業代でも出ているならば、まだ毎日の長時間残業も我慢ができるかもしれませんが、日常生活に何の楽しみもありません。
ブラック企業勤めのときはこのような生活をしていたので、もし家族のためという場合でも耐えることはできません。我慢できる範囲を超えています。
不眠症の原因は毎日残業、休みが少ないという状態が続いたから
それまでは眠ることができていた、というか眠れないことが考えられない私がそんな状況になってしまったのか?
思うに原因は、毎日残業ばかりの生活と休みがほぼなかったからでしょう。
毎日残業ばかりで休みのない生活が間違いなく心身へのストレスとなったのと、実際に体を休める暇がなかったことが私を眠れない体にしてしまっていたのです。
不思議なことに、
毎日続く憂鬱なことを考えないようになったからでしょう。
私のように完全健康体だった人間でも、毎日残業が続き、残業時間が多く休みが少ないようなブラック企業に勤めてしまうことで、体に変調をきたしてしまうのです。
自分で自覚する位にデリケートではない人間だと思っていたのにもかかわらずです。恐ろしいですよね…。
残業時間が長い場合は、労働基準監督署に相談する
よく聞く話ですが、労働基準監督署に入られた会社は待遇が良くなります。
私の働いている会社の取引先なのですが、その会社は労働基準監督署に調査された途端に、ノー残業デーや管理者を含めた従業員全員に年休の利用を徹底的に指導するようになったと聞きました。
とくに上場企業などでは、その効果は大。
上司に相談しても何も変わらない場合は、労働基準監督署にタレこむのも手段の1つです。
労働基準監督署にタレこむのは非常に強い効果があります。
自分への評価が不満
こんな状態ならば以後も評価者(上司)が変わらない限り、他の人間よりも評価が低い、明らかに意図的な異動や左遷を示唆されるという状況は続く可能性があります。
どれだけ今の会社で頑張っても評価されなかったり、出世できる見込みがないのが見えてしまうとモチベーションも下がり、辞めたいと感じてしまうことが多いです。
たとえば家族経営の会社では、幹部クラスに上がれるのは身内のみと最初から決まっていて、身内ではない人はどんなに頑張ってもある程度のポストまでしかいけず、能力は関係ないところがあります。
そうではない会社でも、要領のいい人ばかりが評価されて、見えないところで頑張っている人がまったく評価されないとおもしろくないですし、この先ずっとこんな風潮が続くとならと、退職を決意することが多いです。
会社の評価制度に関しては、社長一任の場合もありますし、取締役会で決定するような会社もありますよね。
私の働いている会社は零細企業なので、ほぼ社長が独断でボーナス査定や昇格を決めています。
自分の評価がどうなっているのかがわからないのはツライですが、私はあえてじたばたしないようにしています。
評価制度の公然化というのは難しく、売り上げが上がっているから評価が高いというわけでもありません。
労働組合を作って、評価が個人個人でわかるようにするというのが理想ではありますが、これもかなりの時間と労力を要します。
どうしても必要であるならば、労働組合を作って交渉するのがベストです。
そして給料が低く待遇が悪いので、仕事を辞めたいという場合、まずは自分の仕事量と給与のバランスについて考えてみる必要があります。
自分の仕事量が明らかに少ないのに、給料のことばかり主張するのは間違いですし、本当に仕事量が半端なく多いのに給料が少ない場合は、会社側に状況を理解させないといけません。
よほど生活ができないレベルの低賃金でない限りは、社内での自分の待遇について訴えることや上司に相談することは必要です。
仮に仕事を変更して、収入が増える見込みがあるのならば、転職を視野に入れてみるのもよいですが、年齢によっては逆に収入が下がる可能性もあるのがネックです。
アナタがお金を重視するか仕事内容を重視するかで変わってきますが、どちらも満足できないのならば、置かれている立場を考えながら、その仕事を辞めるべきか残るべきか考える必要があります。
仕事が我慢できない!仕事辞めたい!と考える人は、その理由ごとにどう対処したらいいかが変わりますが、基本的にはそのツラさを社内で表明しましょう。
上司に訴えてもいいですし、上司がどうしようもないのなら、またその上司に訴えるのもアリ。
何もしないというのが一番ダメです。
忙しすぎるのならば、異動や配置転換、担当を減らすなど上司が動いてくれるように仕向けるのです。
自分への評価が明らかに低い場合は、転職することで自分の評価が上がるという確信がある、またはその可能性が高いと言い切れるならば、さっさと転職した方がよいかもしれません。
ただ、
- 40歳を過ぎていてなかなか転職も厳しい
- 歳も歳なので会社にしがみついててもいた方が今後の人生においてプラスになる
と考える場合は、退職を急がない方がよいでしょう。
一時の感情に流されないで、冷静に状況判断をした上で退職か転職を決めたほうがよいですね。
仕事内容が合わなかった
仕事をするからには、合わない仕事をやらされるのはツライですよね。
やりがいもなくなりますし、できる仕事ならいいですが、自分にもできない仕事でやりたくない仕事なら最悪です。
とにかく内定するのに必死であまり深く考えずに入社してしまった。
でも実際入って仕事をしてみたら、
- まったく興味がない分野の仕事をやらされる
- やりたいという仕事をやらせてもらえない
など、実際に入ってみないとわからないことがあります。
やりたくない仕事を毎日やり続けるというのは、モチベーションの低下にもつながります。
どんどん仕事が嫌いになってしまって辞めたくなる…というケースに陥りやすいです。
続けているうちに面白くなるケースもありますが、どうしても好きになれないこともあります。
そんな時に、「ずっとこんな日々がつづくなら…」と別の道を選びたくなることも。
私も最初に勤めた会社の仕事が全然合わなくて退職しました。
3年間その会社にはいましたが、3年間いた間で手に入れたスキルも何もなく、ムダな3年間を過ごしたと今でも後悔しています。
アナタも「今の仕事が全然合わないのかな?」とお悩みの場合、このまま今の仕事を続けた5年後、10年後を想像してみてください。
想像した自分の姿に対してマイナスな感情しかない場合は、退職→転職を即決断したほうがよいでしょう。
逆に少しでもプラスなイメージがあった場合は、一時の感情に流されないで、もう少し頑張ってみることをオススメします。
給与が低かった
仕事をしている理由は人によっていろいろありますが、もともとは労働をして対価を得る作業というのが仕事ですので、この対価である給料が低ければモチベーションも下がってしまいますよね。
ただ給料が安いと文句をいうだけならいいですが、生活ができないほど給料が安いならば大問題です。
とくに東京など都心の方は、家賃だけでも高くつきますし、食費も地方に比べるとかかります。
生活をするだけで結構なお金が飛んでいきますので、このお金をまかなえないほど給料が安いようであれば、とてもその仕事を続ける事はできません。
なので少しでも多く給与をもらえる仕事探しのために、アンテナを張ることが重要です。
とくに転職することをもう決めている人ならば、なおさらですよね。
6位以下の意見もご覧ください。